なかなか故郷に帰りづらかったり遠くへ旅行しづらかったりするする今のご時世。
こんな時だからこそアニメで田舎成分を補給したいですね。
ということで、田舎の景色に癒されつつまったりと楽しめるオススメのアニメ作品を紹介させていただきます。
それでは早速行ってみましょう!
のんのんびより

©2013 あっと・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/旭丘分校管理組合
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宮内れんげは旭丘分校の小学1年生。
いつものようにバスで登校して教室に入ると、転校生がやってきました。
東京から来た彼女の名前は一条蛍。
しかし蛍は何だか戸惑っているようです。
なぜなら、旭丘分校にクラスはひとつ、クラスメイトの学年はバラバラ、蛍を含めて全校生徒わずか5人!
そんな蛍を見てれんげは思うのでした。
「もしかしてうち、田舎に住んでるのん?」
原作は月刊コミックアライブにて連載された漫画、作者はあっと。
アニメーション制作はSILVER LINK.(シルバーリンク)、監督は川面真也。
田舎の学校に通う生徒たちの日常をゆるやかに描くほのぼのコメディ。
田舎という舞台設定を存分に生かした話づくりと、独特の間を使った演出やギャグが秀逸です。
基本的にゆるくまったり見れるアニメですが、ふいに泣けるエピソードをぶっこんできたりとなかなか油断ができません。
山や川などの風景も美しく描かれていて、まさにキングオブ田舎アニメと言っていいでしょう!
花田少年史

©一色まこと/講談社・VAP・NTV
放送年 | 2002-2003年 |
話数 | 全25話 |
近所でも評判の悪ガキ、花田一路(はなだ いちろ)。
ある日、母の寿枝から怒られて逃げようと道に飛び出してしまった一路は車に激突!
頭を九針縫う大ケガだったものの奇跡的に一命を取りとめます。
一路は病院のベッドで寝ている間、不思議な夢を見ました。
その後、目を覚ました一路は、何故か大嫌いなオバケが見えて会話が出来るようになってしまったのです。
それから一路の元には、オバケたちが訪れて色々な頼みごとをされるようになるのですが・・・
ミスターマガジンにて連載された一色まことによる漫画が原作。
アニメーション制作はマッドハウス、監督は小島正幸。
舞台は昭和の頃の田舎町。
ひょんなことからオバケとコミュニケーションが取れるようになってしまった花田少年が巻き起こす、笑って泣ける物語。
花田少年役のくまいもとこさんのクソガキ感あふれる演技がホント素晴らしいですね。
ユーモラスながらグッとくるエピソードが多いですし、昭和の田舎のノスタルジックな雰囲気が作品にピッタリはまっていると思います。
くまみこ

©2016 吉元ますめ・KADOKAWA刊/「くまみこ」製作委員会
放送年 | 2016年 |
話数 | 全12話 |
東北地方のとある山奥にある熊手村の熊出神社。
中学生の雨宿まちはそこに巫女として仕えています。
そんな彼女と幼い頃から共に育ってきたのが、人間の言葉を喋るヒグマのクマ井ナツ。
まちはこんな田舎の村が嫌で嫌でしょうがありませんでした。
ついに「都会の高校へ行きたい」とナツに訴えるも、都会の事を何も知らないまちには無理だと反対されてしまいます。
それでも村を出たいと言うまちに、ナツは都会の知識を確かめようとクイズを出題するのですが・・・。
原作は月刊コミックフラッパーにて連載されている吉元ますめによる漫画。
アニメーション制作はキネマシトラスとEMTスクエアード、監督は松田清。
都会に憧れる巫女の少女「雨宿まち」と、彼女と暮らす人間の言葉を喋る熊「クマ井ナツ」。
そんな一人と一匹と周りの人々が田舎を舞台に繰り広げるスローライフ日常コメディです。
終盤のアニオリ展開が不評で必要以上に叩かれてしまった不遇のアニメだったりするんですが、正直そこまでひどい作品ではないですね。
まちとナツのやり取りは見てて楽しいですし、まちが可愛いとかまちが可愛いとか見どころは多いので、気になった方はぜひ見てみてほしいです。
中毒性の高いオープニングとエンディングも必見!
銀の匙 Silver Spoon

©荒川弘・小学館/エゾノー祭実行委員会
放送年 |
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話数 |
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札幌の私立中学に通っていた八軒勇吾(はちけん ゆうご)は受験に失敗後、中学の恩師の薦めで大蝦夷農業高等学校(通称エゾノー)へ入学。
厳しい父親との確執もあり、家から逃げるように八軒はエゾノーで寮生活を始めます。
しかし、特に夢も目的もないまま入学した八軒は、将来を見据えているクラスメイトたちに引け目を感じてしまうのです。
そんな中、初めて体験する実習授業に戸惑い、農業や酪農の厳しい現実を目の当たりにしながらも、個性的な仲間たちに囲まれて八軒は成長していくのでした。
週刊少年サンデーで連載された漫画が原作、作者は「鋼の錬金術師」の荒川弘。
アニメーション制作はA-1 Pictures。
北海道の農業高校を舞台に繰り広げられる青春ドラマストーリー。
見てて農業の厳しさや大変さが伝わってくるんですが、それが説教がましいってわけじゃなく、ちゃんと笑って泣ける物語として成立してるっていう割ととんでもないことをやっている作品です。
主に描かれるのは学園内での生活や酪農実習をする様子ですが、所々で映し出される北海道の木々や夕日などの風景はハッと息をのむ美しさでしょう。
それと、原作漫画からして飯が上手そうな相当の飯テロ作品なんですが、アニメということでその辺パワーアップしちゃっててとんでもないことになってるんで、事前に食べるものは用意しておいた方がいいでしょう!
ばらかもん

(c)ヨシノサツキ/スクウェアエニックス・「ばらかもん」製作委員会
放送年 | 2016年 |
話数 | 全12話 |
若き新鋭の書道家・半田清舟(はんだ せいしゅう)は、ある受賞パーティーで暴力沙汰を起こしてしまいます。
半田の父親は、彼を反省させるために日本の離島で一人暮らしをさせることに。
そこで半田の借りた家には地元のワンパク小学生・琴石なるが秘密基地として住み着いていました。
一人静かに書道に集中したい半田は、なるを追い払うも次々と彼のところに訪れる個性豊かな島民たち。
そんな彼らと触れ合っていくうちに、人嫌いだった半田の心は少しずつ変わっていくのです。
原作は月刊少年ガンガンで連載されたヨシノサツキによる漫画。
アニメーション制作はキネマシトラス、監督は橘正紀。
都会から離れた島にやってきた書道家の青年が、島民たちとの交流によって人として少しずつ成長していく姿を描くハートフル日常コメディ。
最初はトゲトゲしかった主人公・半田が、島民たちとの交流によって変わっていく様子が丁寧に描かれます。
島民たちの中でも半田に一番影響を与えるのが、やたら人なつっこい小学生の琴石なる。
彼女の配役には子役を起用していて、子供らしさあふれる演技がハマりまくっています。
個性的なキャラクターたちに振り回される半田に笑って、島の美しい景色に癒される文句なしの名作でしょう。
オープニングとエンディングの出来も非常に素晴らしく、ぜひ見て欲しい一作です。
おわりに
以上、田舎を舞台にしたおすすめアニメでした。
派手な面白さはないけど、じんわり面白くなっていって何度も見返したくなる作品が多いという印象ですね。
お気に入りの作品を見つけて癒されてもらえれば幸いです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!